- 自己肯定感とはそもそも何か
- 自己肯定感が低い場合の問題
- 自己肯定感を高める習慣
こんにちは、占星術のMeiです。産業カウンセラー試験にも合格しています。
僕は毒親育ちでやることなすこと否定ばかりされてきたため、社会人になってからも全く自分に自信がなく、激務な職場で仕事を断れず鬱になったりモラハラ恋人に引っかかったり散々でした。
この記事では、そんな僕の毎日がとでも穏やかで楽しいものに変わった『自己肯定感を上げるコツ』をみなさんにお伝えします。
自己肯定感ってどういうもの?

「自分は生きているだけで価値がある」と認識できる能力を自己肯定感と言います。
よく間違われる「自分のことが好き」というのは少し違い、『自分や他人が自分を大切にすること』や『自分が他人を大切にすること』を当たり前と思えているのが自己肯定感が高い状態です。
『誰かに大切にされる自信』と捉えるとわかりやすいかもしれません。
実に8割が機能不全家族である日本では、子どもに「あなたはみんなに愛されている、とても価値がある素敵な子よ」と伝える役目を持っているはずの親に自己肯定感がなく、生きることに不安を抱えた子どもが育つ連鎖が続いているのが現状です。
自分の親が安定していた場合でも、学校や職場などで自己肯定感の低い親に育てられた子たちと接して傷つき、自信を失ってしまうこともあります。

自己肯定感が低いとどう困るの?

自己肯定感が高ければ、失敗を気にせずたくさんの難しいことに挑戦して、たくさんの経験を積んで様々な能力を磨いた『精神の安定した大人』に成長できます。
自己肯定感が低いと、上記のような健全な精神の発達ができないため他者とのコミュニケーションに問題が生じて、健全な人間関係を築くことが難しい人生を歩むことになってしまいます。
(例)コミュニケーションの問題
- 自己犠牲的に尽くして相手の重荷になる
- 「別れ」をチラつかせて相手を支配する
- 人を頼れず全てを自分のせいと思い鬱になる
- 自分が悪いときも他人のせいにしてしまう
- 妄想を現実と勘違いしてヒステリーを起こす
- 主導権を握るためにわざと嫌味を言う など

今日からできる自己肯定感を高める習慣5つ

(1)自分だけのSNSアカウントを作る
手軽さ重視でSNSアカウントを例に上げていますが、アプリや紙の日記などでも大丈夫です。
人に見せるためではない、完全に素の自分でいられる場所を人生にひとつ確保しましょう。
自己肯定感が低いと、他人の目を気にして自分の意見を曲げたり、本当は嫌なのに嬉しいフリをしてしまいがちです。
人間関係を気にしなくていい、誰かによく思われなくてもいい、いいねやRTなどの評価に一喜一憂しない、そんな場所を持って自分の飾らない本音を書くことで心の重荷を整理しましょう。
自分のセンスに合わなかったら「あんまり趣味じゃない」と思ってもいいし、嫌だったら「こういうのは嬉しくない」と思ってもいいのです。
その場ではいったん人間関係を優先したとしても、あなたの心が感じたことは間違いではありません。封じ込める必要は無いのです。
何日か続けていれば、自分が今までどれだけ『他人の期待や負担』を必死に背負いすぎていたかに気づくことができます。
自分だけのSNSアカウントでは、素敵なファッションアイテムを紹介しているアカウントやスイーツを紹介しているアカウントなど、見ていると自分の気持ちが明るくなるアカウントをフォローしておきましょう。
(2)ネガティブな人間関係を切る
人の機嫌や運気は接する人たちによって左右されるものです。
自己肯定感が低くなってしまう理由のひとつに、『ネガティブな人が身近にいる』ということが挙げられます。
どんなに身近で大切な人も、時の流れで性格は変化します。
人間は良い方にも悪い方にも転がっていきます。
仲が良かったときの大切な思い出を汚されないためにも、ネガティブに変わってしまった人の整理を定期的にするようにしましょう。
どうしても踏ん切りが付かないというときは、占い師さんに「この人との関係を切りたいけど、本当に切ってしまっていいのか悩んでいる」と相談して相性などを見てもらい、判断の材料にするのもオススメです。
(3)感情でなく事実で過去を捉える
楽しい思い出が感情とセットになっている場合、思い出せば幸せな気持ちになれます。
しかし、嫌な思い出に感情が紐付いている場合は思い出すたびに当時の怒りや後悔まで蘇ってしまい、辛くなったり自分を責めたりしやすくなります。
あなたはもう十分辛い気持ちを味わい、人として大きく成長できました。
もう昔のあなたはここにはいません。
ただ過ぎ去った事実として過去を捉えましょう。思い出すのは幸せな過去だけで十分です。
こちらも自分だけで気持ちの整理が難しい場合はカウンセラーさんや占い師さんに頼りましょう。
他人を頼ることを覚えるのも、自己肯定感を高めるためにとても大切です。
(4)ちょっとした『できた』を自覚する
生きていれば何かしら学ぶ場面が必ずありますので、意外と「できるようになったこと」がたくさんあったりします。
まるで理解できなかった本が今日はほんの少し理解できたり、仕事を始めた頃よりミスの指摘回数が減っていたり、面倒だけどちょっと頑張って部屋の片付けをしてみたり、些細な『できた』を見落とさず拾ってみましょう。
反対に、あまりうまく行かなった日は「やっぱり自分はダメなんだ」と思わず、「今日は調子が出ない日だったな」とサラッと流すことを習慣にしましょう。
人は何も出来ない状態で生まれ、失敗しながら経験を積んで徐々に成長していく生き物です。
出来ないことが当たり前で、出来るようになるのはあなたが頑張ったり努力した証拠なのです。
あなたは必ず昨日の自分より成長しています。安心して物事に取り組んで行きましょう。
(5)幸せな気持ちでいる時間を増やす
自己肯定感が低いときにやりがちなのが、ネガティブな気持ちをSNSに書いてネガティブな人に共感され、もっとネガティブな気持ちに陥ることです。
ここまで辛いことがたくさんあったのですから弱音はたくさん出てくると思いますが、他人の悪口で盛り上がったり自分を責めて憂鬱に浸る時間はどんどん減らして行きましょう。
そして、「どんなに落ち込んでいてもこれがあれば幸せ」というものをいくつか探してください。
たとえば
- 友達とお酒をのみながら大笑いすると憂鬱が吹っ飛ぶ
- お気に入りのアロママッサージで癒やされる
- ペットを一時間くらい撫で倒すと元気になれる
- あの有名店のプリンさえあればご機嫌になれる
- 推しのインスタライブや配信で明日も生きられる
こういった『あなたにとっての魔法のアイテム』をたくさん見つけられるほど人生が明るくなります。
ひとつだけに依存すると、それが得られなかったときにどん底な気分になりますので、必ず複数の魔法のアイテムを見つけましょう。
ほんの少しでも気持ちが明るくなると自己肯定感も回復して、ブラック企業からの転職に前向きになったり、悪い恋人と別れることに前向きになったりと、自分自身を大切にする選択が前向きにできるようになります。
おわりに

- 自己肯定感は『大切にされる自信』
- 健全な人間関係を築く上でとても重要
- 自己肯定感を高める習慣5つ
以上をお伝えしました。
僕は「自己肯定感=自分を好きになること」という説明をずっと真に受けていたので、自分のことが嫌いであることに悩んでしまい、自己肯定感というものを腑に落とすのに3年くらいかかりました。
自分や他人を大切にする方法を身に付ける過程で自信が付いて、結果的に自分のことを好きになれる、というのが実際の流れではないでしょうか。
自己肯定感を高めると、人生の立ち位置がネガティブからポジティブに大きく移動しますので人間関係も大幅に入れ替わります。
実体験ですが、気持ちが前向きになってくると他人のネガティブな感情について行けなくなり、マイナスな共感で繋がっていた人たちとのご縁がどんどん切れていくのです。
悪い縁が切れることを怖がらないで下さい。どうかあなたが本来いるべきあたたかい場所で、幸せになって下さいね。
こちらの記事がみなさんの自己肯定感を高めるヒントになれば嬉しいです。Meiでした。