- 4ハウスは何を表すのか
- 4ハウスに入室する惑星の意味
こんにちは、占星術師のMeiです。
こちらの記事では、ホロスコープの4ハウスが表す事柄と、入室している惑星それぞれの意味をお伝えします。
4ハウスとは?
表す事柄
- 家庭生活
- 心の拠り所
- 親から受ける影響
4ハウスはホッと一息ついて安心できる場所を現します。
家庭や身内といった、みなさんが社会で活躍する上で心や生活の支えになってくれるモノの状態を読み取れるハウスです。
4ハウスは遊びや恋愛などの自己表現を表す5ハウスの手前にあり、この人生で得たい名声を示す10ハウスが向かい側です。
恋愛や趣味を心から楽しむために、そして社会的な成功を手にするためには、自分の4ハウスを理解して安定させることがとても大切になります。
4ハウスに入室する惑星の意味
太陽
- 伝統や風習、情を大切にする
- 家族が安全に暮らせる場を作る
- 身内以外には排他的
- 先祖や親を積極的に敬うと開運
家庭に染まり切ることはせず、自分の人生を生きた上で家族を大切にするのが4ハウスの太陽です。
両親への反発心を抱きやすいですが、自分が精神的にも経済的にも自立できればいずれ良好な関係が築けます。
結婚をするしないに関わらず、アットホームな雰囲気の場所を作り出す才能があるでしょう。
月
- 母親の気持ちや生活習慣を受け継ぐ
- 今ある幸せを守ろうとする
- パートナーに引っ張られたい
- 住む家を吟味する必要がある
月が4ハウスに入室すると、心の拠り所を家庭や身内といったプライベートな関係に求めます。
寂しがりやで一人暮らしには不向きなタイプですので、人やペットが同居しているほうが安心できるでしょう。
住む場所に影響を受けやすいので、土地や物件が悪い気を纏っていないかをきちんと調べると安心です。
両親からの影響が大きい人生になる配置です。
両親とベッタリしすぎたり反発しすぎたり、極端な関係性だと運気が下がりがちなので、適度な距離感を目指しましょう。
水星
- 常識的で安定的な思考スタイル
- 学習環境を整えるのが上手い
- 不動産関係の仕事に興味
- 家で仕事をする人も
身近なコミュニティの中でのびのびと活動して人生を充実させるのが4ハウスの水星です。
親戚の集まりを楽しんだり、ご近所さんと仲良くなったり、オープンな人間関係を築きます。
反対に、息の詰まるようなシリアスな人間関係の揉め事が起こる場所では、せっかくの水星を上手く活用できません。
金星
- 幸せな家庭を守る天性の才能
- 古風な生き方に憧れる
- 内気で人に感情を伝えるのが苦手
- 神話や伝承などに興味を持つ
家庭的な暖かさを他人に感じさることができるのが4ハウスの金星です。
他者から愛される経験をして育っているため、自分も自然と他者を愛し共に人生を楽しむことができます。
身近な人に甘えがちですが、子どもなど守るべき存在を持つと精神的な強さが身につくでしょう。
火星
- 家庭内で感情の落ち着きがない
- 生き方や人生観に矛盾を持つ
- 家出しやすい
- 家族や身内に振り回されがち
火星は戦いの星ですので、4ハウスに入る場合は家族に対する上手な感情の使い方を自分で模索していく必要があります。
火星のエネルギーがプラスに出れば、自立心旺盛で親の間違いに真っ向から立ち向かって行くことができるでしょう。
反対に、火星のエネルギーがマイナスに出れば、学校や職場での愚痴や怒りを家族や身内にぶつけて嫌われるような人生を歩むことになりがちです。
一人暮らしに向いていますので、実家での生活が上手く行かない場合はなるべく早く一人暮らしを目指しましょう。
木星
- 自分と身内の生活を第一に考える
- 外側の人には無関心になりがち
- 身内の集まりでは重要人物に
- 伝統や宗教、先祖を大切にする
身内や故郷といった自分のルーツとなるものを愛するのが4ハウスの木星です。
精神に安定感がありますので、人生の試練が訪れたときも繊細にならず前向きに立ち向かうことができます。
身内は可愛がって甘やかすけれどそれ以外の人の扱いは雑、という状態になりやすいので、それが原因で余計な恨みを買わないように気をつけましょう。
憲法でも『内心の自由』が許されているように、心のなかでは明確な区別があっても、態度にさえ出さなければ問題にはなりません。
土星
- 厳格な両親の元に育つ
- 離婚を経験しやすい
- 居心地の悪い家庭生活をしがち
- 心の穴を埋められれば幸せに
「家族に受け入れてもらえない」という恐怖心が強く、パートナーの言いなりになって関係が破綻し、同棲解消や離婚という結果を経験しやすいのが4ハウスの土星です。
厳しすぎて愛情を感じられない家族のもとで育ち、心に大きな欠落を抱えているため、幸せな人生を歩むためにはこの欠落を埋ることが必要不可欠です。
4ハウスの手前にある1~3ハウスの才能を磨くことで自分に自信を持つことができ、4ハウスの土星を攻略しやすくなります。
ハウスの問題はそのハウスだけで解決しようせず、手前のハウスから解決のための武器を手に入れましょう。
幸せな家庭生活を手に入れるのに苦労するぶん、手に入れた後は安定した生活を維持することができます。
天王星
- 生活拠点が変動しやすい
- シェアハウスや核家族を選ぶ
- 田舎より都市に適性がある
- 古風な価値観を持つ人と揉める
一般的な家族の一員となることに抵抗感や苦手意識を持つのが4ハウスの天王星です。
両親が変わり者なおかげでごく普通の家庭を知らずに育ち、自分がそこに加わるイメージが持てないでいることもあります。
人生で様々なことを経験していく中で、「世の中のスタンダードではないけれど自分が落ち着ける家族の形」を新たに見つけることが多いでしょう。
海王星
- 経済的な浮き沈みが激しい
- ファンタジックな家を欲しがる
- 環境に影響されやすい
- 家族や身内の犠牲になりやすい
自分だけの安心できるテリトリーに他者が介入して来やすいのが4ハウスの海王星です。
他人からの依存を拒否できないでいると、人生にどんどんネガティブな要素を持ち込まれ、他人の業や負債を自分が背負わされてしまいます。
反対に、自分の業を他人に押し付けようとして拒否され傷つくこともあります。
どこまで依存に付き合いきれるか線引きするよう心掛け、それをハッキリ他人に伝えられるようになると人生の理不尽な不幸や浮き沈みも落ち着くでしょう。
冥王星
- 親が問題を抱えがち
- 安心できる場所を探し続ける
- 非常識な環境に遭遇しやすい
- 家庭の中で権力を持つ
4ハウスの冥王星は、家庭環境が全て破壊されるような大きな変化を人生で経験しやすいです。
家庭の中で想像を絶するようなつらい経験をする中で、人並み以上の自立心を育んで行きます。
全部が破壊されたときが人生の転機にもなりますので、そこからは今まで得られなかった普通の幸せをゆっくり拾い集めて行きましょう。
まとめ
- 4ハウスは心の拠り所を表す
- 家庭の状態を読み取れる
- 4ハウスに入室する惑星の意味
以上をお伝えしました。
僕は4ハウスの土星ですので、まさに奴隷のように扱われてからの同棲解消を経験しています。
親が批判的なタイプであったために自分に自信がなく、相手が社会的におかしなことを言い出しても真っ向から文句を言えず、どんどん扱いが悪くなって行きました。
その後ホロスコープに出会い、全ての星をちゃんと輝かせようと努力した結果、今ではすっかり気の強い人として周囲に大切に扱われています。
また、4ハウスカスプ5度以内に海王星があるため、海王星の影響も少なからずありました。
母親の業をずっと肩代わりしていた話を以下の記事に書いていますので、興味のある方は読んでみて下さいね。
こちらの記事が心の拠り所を見つけるヒントになれば幸いです。Meiでした。