こんにちは、占星術師のMeiです。
「ホロスコープを自分で読んでみたい!」というみなさんをサポートするために、全5回の入門講座を執筆することにしました。こちらの記事は導入記事となります。
「ホロスコープを初めて作る」という方は、以下の記事を読んでみて下さい。

ホロスコープとは?西洋占星術の歴史

ホロスコープは「みなさんが生まれた瞬間に空の上の惑星たちがどの位置にあったのか」という情報を、僕たちにも見て読み解ける図として表したものになります。
始まりは紀元前二千年、古代バビロニアで「惑星と地上の出来事には結びつきがある」という考えが生まれたのが占星術の始まりです。
最初は国家や君主の繁栄と衰退を占っていましたが、歴史を重ねるにつれて庶民にも広まり、次第に個人の性質や運勢を見ていくものへと変化して生きました。
現代でも「同じ配置を持つ人は似た性質を持ち、似た運命を辿りやすい」という考えのもと、多数の占星術家たちによって研究と解析が進められています。
みなさん自身の生年月日、出生時間、生まれた県を元にして作ったホロスコープを「ネイタルチャート」と呼びます。
ネイタルチャートを読み解くと「そのホロスコープの持ち主の姿や心」が浮かび上がってくるのは、占星術が生まれてからの長い歴史の中で、たくさんの占星術家たちが「配置に共通する性質」を発見して、今日まで伝え続けてきてくれた成果です。
長い歴史と、これまで占星術に生きてきた人たちに思いを馳せつつ、楽しくホロスコープを学んでいきましょう。
ホロスコープを形作る要素

ホロスコープは、
- 惑星
- 十二星座
- ハウス
- アスペクト
という4つの要素で成り立っています。
占星術家ごとにこだわりがあり、上記の4つの要素に追加して区分や小惑星、感受点、サビアンシンボルといった部分も見ますが、今回は基礎講座ですので追加要素の解説は省きます。
*ホロスコープはnut’s wheelさんで作成しています。
惑星

ホロスコープの円の内側にあるこれらの記号は、地球を除く太陽系の惑星+月+冥王星を表しています。
英語で言う「主語」を担当しているのが惑星で、ホロスコープを元にした「性格は明るく好奇心旺盛です」という文章があった場合、「性格は」という部分を担当するのが惑星です。

十二星座

ホロスコープを丸く囲んでいるこちらの図形は十二星座を表しています。
英語で言う「述語」を担当しているのが十二星座で、「性格は明るく好奇心旺盛です」という文章の「明るく好奇心旺盛です」という部分を担当します。

ハウス

ホロスコープの内側にある区切りと数字はハウスを表しています。
人生で歩む12の舞台を表しているのがハウスで、人生のどの分野に興味を持って取り組んでいくのかを知ることができます。

アスペクト

惑星同士をつないでいる線をアスペクトと呼びます。
惑星同士の人間関係のようなものを表しているのがアスペクトで、繋がっている惑星同士は相手の惑星が持つ性質も自分のハウスで活かすことが出来ます。
例えば、普段は恋愛で活用している「明るく好奇心旺盛」という性質を、日常生活や趣味、仕事にも活かせるようになります。

まとめ

- 西洋占星術の歴史について
- ホロスコープを構成する4つの要素について
今回の記事では以上をお伝えしました。
次回から本編に入りますが、僕自身が過去に躓いた部分を踏まえ、要点をシンプルにわかりやすくお伝えして行きますね。
