みなさんこんにちは、占星術師のMeiです😊
こちらの記事では、『毒親問題に関係のあるホロスコープの配置』をお伝えしていきます。
毒親とは?
「毒」になる「親」の略称で、子どもの人生を支配しようとする親のことです。
家庭内暴力・暴言、モラルハラスメント、過干渉、共依存、執着、束縛、ネグレクトなどの形で支配が現れます。
日本の家庭の8割が、少なからずこういった問題を抱えた機能不全家族です。
親の親も毒親ということが当然のようになっており、「自分の代で負の連鎖を止めること」が今世の課題となっている方も多くいます。
しかし、「親に愛されたい、認められたい」という未練をどうしても手放せず、大人になっても親の支配下に置かれることを自ら選び、『社会不安障害』『アダルトチルドレン』といった内面的な問題を抱えて苦しみながら生活しているということも。
ホロスコープからみなさんの『家族に関する課題やカルマ』を知り、現状抱えてしまっている苦しみから抜け出すきっかけにして行きましょう。
4ハウスに凶星が入っている
4ハウスに凶星(マレフィック)が入室すると、家庭生活になにかしらの影を落とします。
- 凶星…火星、土星、天王星、海王星、冥王星のこと。
「自分で作る家族の形」は8ハウスですので、4ハウスが重くても気を落とさず、8ハウスをより良い形にするという方向で考えていくことで、自然と開運に繋がる行動ができます。
火星
プラスに出ると「活気がありにぎやかな家庭」となりますが、マイナスに出ると喧嘩や暴力、不仲といった問題を抱える家庭になります。
怒りっぽい家族を持っていた場合、4ハウスに火星を持つ本人も「家族やごく親しい仲間に衝動的に感情をぶつけて人生の不満を消化しようとする」傾向が強くなります。
家族も親しい仲間もどんなに怒ったところで思い通りにはなりませんし、自分の不満は自分の行動や考え方を変える以外に解決する方法はありません。
他人をコントロールしようとするのではなく、「できる限り自力で人生を頑張ってみよう」という気持ちを持てると徐々に開運していきます。
土星
プラスに出ると「折り目正しい家庭」となりますが、大抵の場合、厳格なルールに従うことを強要されるような家庭になります。
「厳しすぎるしつけ」が原因で他人に心を開くのが難しくなっており、親しい関係性の相手を持つことに抵抗感が出ることが多いです。
反対に言えば、土星が4ハウスにあるということは「子どもの頃のしつけ以上に大変で耐えなければならないことは今後の人生にはない」と言うことです。
魂が実家に取り残されたままでは『現在の自分』は幸せになれませんので、「過去はただの過去」と区切りを付けて幸せになりましょう。
天王星
プラスに出ると「自由な雰囲気の家庭」となりますが、マイナスに出ると、一般とは程遠い非常識で自由の無い家庭になります。
天王星基準で物事を考えるので社会で「自分の居場所」を見つけるのに苦労しますが、反対に「新しい組織」を作る能力が備わっているため、いずれは自分にとって居心地のいい場所を得ることができます。
『トランスサタニアン』が4ハウスに入ると自分と世間の「当たり前」が全く違うものとなるため、「自分らしく新しい家族の形をこの人生で作るのだろうな」という気持ちで人生を送るほうが開運します。
- トランスサタニアン…天王星、海王星、冥王星のこと。
海王星
プラスに出ると「共感し合える家庭」ですが、マイナスに出た場合、それぞれの内面やプライバシーについ土足で踏み込む家庭になります。
芸術家系や宗教家系であったり、家族に社会的弱者がいることもあります。
人はどんなに親しい相手にでも「誰かに寄り添って欲しいとき」と「自分の世界で休みたいとき」があると理解して、自分と他人との境界線をキッチリ引けると開運に繋がります。
僕は3ハウス終盤に海王星があり、IC海王星合なので実質『4ハウスの海王星』持ちです。
代々宗教法人を引き継いでいる家系に生まれており、家族のプライバシーにバリバリ踏み込んで「よかれと思って」引っ掻き回す人が家庭内にいました。
海王星なので根本解決したくても曖昧に済んでしまい、「僕の問題は僕が自分で解決するのが筋」ときちんと説明しても忘れた頃にまた同じような問題を起こす、という厄介な状態だったことを覚えています😂
冥王星
冥王星が入るハウスは、人生の中で大きな「破壊と創造」を経験する場所です。
4ハウスに冥王星が入る場合、家族やとても親しい相手との間に大きな問題が起こり、とてもつらい経験をする可能性が高いです。
しかし、その辛さを味わうことによって人として大きく成長し、自立して自分の手で幸せな生活を築くための精神的な覚悟や土台を持つことができます。
ライツと凶星のアスペクト
両親を表す『太陽や月』に『凶星』がハードアスペクトを取っていると、天体が示す人物との不和を表すことがあります。
『火星』とのハードアスペクト
少しのことが許せずに衝突してしまうような関係性になります。
「相手の行動がどうしても癪に障る」というような形です。
自分自身の感情コントロール能力を鍛えると「相手をどうにかしよう」としなくても自然と相手の態度は軟化します。
自分の中の怒りと向き合う練習を進めつつ、物理的に親と距離を取る方向へ人生を進めて行きましょう。
『土星』とのハードアスペクト
自分の価値や考え・感情などを否定されて、「逆らえない」という恐怖と、自分に対して否定的な感情を持ちます。
自己否定型の卑屈な人間になるか、劣等感が大暴れして逆に尊大な態度を他人に取るか、というように極端な現れ方をします。
ライツと土星のハードアスペクトを持つ方は、普通に育った方々に比べて人間的な土台がしっかりしていて、本人の自己評価よりも実力のある方が多いです。
- ライツ…太陽と月のこと。
他人に言われることを真に受けてネガティブに飲まれるのを辞めて、「自分はこれからどんな花を咲かせたいか、そのために何を頑張ってみようか」という明るい思考に切り替えていきましょう。
『太陽or月とキロン』のアスペクト
キロンは心の傷を表す小惑星ですので、太陽や月とアスペクトを取っていた場合、ソフトアスペクトでも何らかの両親に対するトラウマを持っていることが多いです。
心理占星術では、ICは父親の態度、MCは母親の態度を見て感じた「自分はどうやって生きたいか」が現れます。
そのため、『4ハウス』にキロンが入る場合は父親に関するトラウマ、『10ハウス』にキロンが入る場合は母親に関するトラウマを抱えていることが多いです。
【体験談】4H土星、太陽土星ソフト、10Hキロン
- 4ハウスの土星は『ルールの強要』
- 『優等生』であることを期待される
- 『虐待の連鎖』の渦中にあった母
4ハウスに土星を持つ、もしくは4ハウスカスプがやぎ座の方は、恐らく「謎の実家ルールを強要された」という思い出があるのではないでしょうか。
僕の実家は宗教法人でしたので、「その宗教のルールは当然守るべきもの」「自分たちが守らなければ信者さんたちに示しが付かない」という空気感が家の中にありました。
時代というのは生き物ですので、『正しいルール』というのも時代によって変わっていきます。
親が心酔していた宗教のルールはすでにだいぶ時代遅れであり、もっと言ってしまえば歴史上の有名宗教の教えをツギハギしており「今の世の中ではまるで役に立たないもの」だったので、子どもの頃色んな本を読んでいてそれに気づいてしまったときは「いったい自分はどう振る舞うのが正しいのか」とものすごく悩みました😳
結局「子どもの間は従ってるフリをしておいて、大人になったら逃げる!」という計画を立て、就職を機に上京して一般社会人となる道を選びます。
僕は兄弟の一番上でしたので、「兄弟みんなのお手本になって欲しい」と言われ、『優等生らしい人物であること』をとても期待されていました。
実際は全く『優等生らしい人物』ではないというのは、上記の「従ってるフリをしておいて」という文章からわかる通りです😂
子は与えられた環境に順応して生きるしかありませんので、自分を殺して『優等生のフリ』をしている間にだんだんと自分の意思が無くなってしまい、「誰かに指示されなければ何もできない憂鬱で卑屈な人間」になってしまいましたが、その話はいずれ別の記事で。
母は子ども時代に親から虐待を受けていた過去があり、そのうえ、自分の傷を癒やし子育てを学ぶといった「真っ当な親のイメージを自分の中に作るチャンス」を掴めなかったようで、母の愛情表現の形は『罵倒』でした。
そんな母の姿を見て「母はたぶん幸せな人生じゃないんだ」と気づき、「僕は自分の心の傷を癒やしたり勉強するチャンスを全部掴める生き方をしよう」と心に誓って今に至ります。
大人になってからも母の愛情表現(罵倒)は続いていましたが、「親に虐待されてたなら文句言う相手は親本人でしょ。なんで子をサンドバッグにするの。そんなに許せないなら今から墓石でも蹴り倒してきなよ」と伝えたところ平和になりました。
親が僕に『優等生』であることを求めたのは、「社会に揉まれて強くなった子に正論パンチを放たれる」という事態を避けるためでもあったのかもしれません😂
僕が親に強く言えるようになったのは『サターンリターン』がきっかけでしたので、29・42・56歳の前後5年間でこちらの記事に辿り着いた方は以下の記事もお役立て下さい。
まとめ
- 毒親とは「毒」になる「親」の略称
- 毒親に関係するホロスコープの特徴一覧
- 現実への現れ方の例
こちらの記事は以上をお伝えしました。
なんせ機能不全家族が『8割』という国民総病み時代ですので、大抵の方は何かしらの家庭のお悩みを抱えているものと思います。
明るく楽しく生きていらっしゃる方は、無理をして明るい人物を演じているか、もしくは『サターンリターン』などの人生を変えられるチャンスを全力で活用してきたかのどちらかなのでしょう。
後者は自分自身の成長が必要なのでとても大変ですが、これからあとの人生がものすごく楽になるので個人的にはすごくオススメです。
家系や血筋については『四柱推命』が強いですので、「ホロスコープだけでは片付かなかった!」という方は命式の年柱に「劫財や飛刃や羊刃」を持っていないかも合わせて調べてみて下さい。
こちらの記事に辿り着いたみなさんの家族問題が解消されて、穏やかな日々が訪れるよう応援しています✨