
みなさんこんにちは、占星術師のMeiです😊



ホロスコープには『心の性別』が現れやすい部分がありますので、自分自身のことを知りたいみなさんに向けてまとめておきます。



ちなみに僕は性別というものに大して興味がなく、LGBTを名乗るのも失礼な気がしている『せいべつふめい』の生き物です。
『体の性』と『心の性』について


僕たちはそもそも、生物学的な『体の性』が男であれ女であれ、心の中には男女両方の性を持っています。
『心の性』は『体の性』のように白黒ハッキリ分けられるものではなく、グラデーションのようになっているのも特徴です。


しかし、なぜか現代社会では「体の性に合った振る舞い」をするように求められることが多いです。
心は男の子寄りでバリバリキャリアを築きたいのに「家庭に入ること」を求められたり、心は女の子寄りなのに「長男だから跡継ぎ」と資質に合わない役目を押し付けられたり。
自分の『心の性』を知ることは、それを説明して周囲に理解してもらうためであったり、周囲からの圧力をはねのけて自分を貫くためであったり、『自分らしく生きるため』にとても役立ちます。
僕はホロスコープの中で『水星』が目立つので、『性的に分化する前の子ども』のような心の状態が今も続いています。
アバターのカスタム感覚でTPOに合わせた男装女装を楽しんではいますが、正直なところ「なんで社会は『体の性』にこだわるんだろう?」と思っています😅
「二区分」の陰陽バランス


二区分では、内面に持つ男女性傾向のバランスを確認することができます。
二区分をチェックできるホロスコープはスタナビさんなどで作ることができます。


陰(女性性)の数値が高ければ「受け身」「家庭的」な性質が強く、陽(男性性)の数値が高ければ「主体的」「社会的」な性質が強いです。
およそ半々であればどちらの性質もバランスよく持った中性的な性格として現れやすいです😊


星座の由来や意味から読む
「ふたご座」は男女の神様が共存する


ふたご座はギリシア神話の《ディオスクロイ》という「男女の双子の神様」が由来になっています。
そのため、ふたご座にASCや個人惑星(太陽、月、水星、金星、火星)を持つ方は「中性的な性格」の持ち主になることがあります。
「男性」「女性」という性別にとらわれず、「子ども心を忘れないイタズラ好きで無邪気な人」が多いように思います。
「みずがめ座」は常識を飛び越える


みずがめ座はギリシア神話の《ガニュメデス》という「絶世の美少年」が由来になっています。
女性をも凌駕するほどの美しさでゼウスの目に留まった彼は、神々の住まうオリンポスに攫われてしまうのです。
そのため、みずがめ座にASCや個人惑星(太陽、月、水星、金星、火星)を持つ方も、ふたご座と同じように「中性的な性格」の持ち主になることがあります。
支配星(ルーラー)も革新の天王星ですので、「性別という既存の枠組み」を飛び越えやすいです。
平等精神が強く博愛的なので、性別による区別をせず「そのひと個人」を見ている方が多いように思います。
『心の性』に関係するアスペクト


太陽と火星
太陽と火星のアスペクトをネイタルに持つ方は「男性性」の性質が強まります。
女性に生まれても男性顔負けのリーダーシップを発揮したり、勝負カンや度胸を頼りに道なき道を突き進んでいくなどパワフルな人生を送ることも多いです。
『体の性』に囚われて慎ましく生きてしまうと全く開運できませんので、情熱のままひたむきに突き進んで行きましょう。
月と金星
月と金星のアスペクトを持つ方は「女性性」の性質が強まります。
愛嬌があり気づかい上手で、もって生まれたセンスを生かして「料理」「フラワーアレンジメント」「インテリア」など家庭的な分野で活躍することも多いです。
自分自身で人生を切り開くより、熱意ある人のサポートに回るのがオススメです。
土星、小惑星キロン
『体の性』が男性の場合は『金星』に『土星』や『キロン』が合やハードアスペクトを取っている場合、女性の場合は『火星』に『土星』や『キロン』が合やハードアスペクトを取っている場合、過去のトラウマなどにより異性を避けて同性を愛する傾向が現れることがあります。
このアスペクトをネイタルに持つ場合、異性愛者でも「自分や相手を理不尽に傷つけたり束縛したり」といった暗い恋愛をしやすいです。
土星やキロンのトラウマを解消すると、恋愛そのものや性別に対する極端な思い込みやこだわりが薄くなり、幸せな恋愛に繋がることも多くあります。
トラウマの解消をしたい方は以下の記事がヒントになるかもしれません。





キロンの場合もこちらの記事で『入室しているハウス』の項目を読んでみて下さい✨
妹が結婚願望を語りつつ息をするように男性のアラ探しばかりするので、不思議に思ってネイタルを調べたら火星とキロンのハードアスペクトを持っていました。
女の子同士の恋物語が馴染む様子だったのも納得です😳
小惑星パラス
パラスはギリシア神話の《アテナ》という「統率能力に秀で、学芸にも通じる女神」が由来になっています。
『体の性』は女性でありながら武装して、軍を率いた神様です。



パラスを含む小惑星をチェックできるホロスコープはスタナビさんなどで作ることができます💡
10惑星とパラスが合の方は、「スパダリ」「バリキャリ」と呼ばれるような、女性性と男性性の性質両方をフルに生かして社会で活躍されている方が多いです。
また、ASCやMCといった『主要なポイントにパラスが合』という方もLGBT的な要素が出やすくなります。



惑星とパラスの合は占星術への適性を表していることもあるため、興味のある方は本気で勉強してみると人生が豊かになるかもしれません😊


【おまけ】Meiのネイタルを分析


『せいべつふめい』人間の僕は、この記事の内容にどれくらい当てはまっているか見てみましょう。
二区分 | 陰陽きれいに半々 |
ふたご座 | 月 |
みずがめ座 | ─ |
太陽と火星 | 合 |
月と金星 | ソフトアスペクト |
土星やキロン | ─ |
パラスとの合 | 冥王星 |
自分でも認識している通り、なんだか「ものすごく中性的な人」ですね。
『太陽火星』という男性性に関わるアスペクトを持ったものの、けっきょく『月金星』という女性性に関わるアスペクトも持っているので、見事に中和されてしまっています。
『合』のほうが威力が強いので、「男性性のアスペクトの方が表に出やすい」という傾向はあるかもしれません。
ここまで『ど中性』だと、「女装するのも男装するのも異性のコスプレをしてる感覚になる」という自分の認識にも納得です。



自分を表すアバターを動物にしているのも、人間のアバターにすると性別を決めなければならず困るからかもしれません😂
まとめ


- 『体の性』と『心の性』は別物
- 自分らしさのために大切な『心の性』
- ホロスコープから『心の性』を分析する
こちらの記事では、『心の性』についての考え方と調べ方をお伝えしました。
僕が『中性』なのも相まって異性同性への愛について書くことが難しく、この記事では省いています。
親愛で人を好きになることはあっても、恋愛的な意味で他人を好きになることが滅多にないのです。
「こういう人と結婚したい!」と感じる推しはみんな男の子なので、恋愛対象は男性だと思うのですが😂
『心の性』、本当に奥が深いですね。
逆に、今までよく『男女』という極端なふたつの分類だけで無理やりなんとかしてきたものです。



『心の性』を知ったみなさんの人生が、より自由で幸せなものになるよう応援しています😊