
みなさんこんにちは!占星術家のMeiです。



こちらの記事では、羊刃持ちかつ占術家の僕が『羊刃のよくあるウワサ』について色々と考察してみたいと思います。
羊刃は性格悪いってどういうこと?


羊刃持ちで人間性の低い人は「弱い人をわざと狙ってワガママ放題する」ので、こういうウワサが立つのもわかるなあ、と思います。
ただ、これは羊刃を持っていてもやらない人はやらないし、持っていなくてもやる人はやります。
その人の精神状態や人間性の問題が大きいです。



常識人の頂点である『比肩建禄』ですら、自分の肌に合わない環境で苦しんでいるときはこういう行動に出ることがあるのです。
何にせよ、羊刃はかなりハッキリした意見を持つ人なので、気の弱い人はその時点で怖いと感じてしまう可能性はあります。



逆に、羊刃持ちなのに外面を穏やかに取り繕ってる人は、爆発したり病気になる前に穏やかな人のフリを辞めたほうがいいです。



他人に喧嘩売れって言ってるわけじゃなくて、嫌なことは嫌と言っていいんです。
すべての人間が当たり前に持つ権利なので。
羊刃を持つと犯罪者になるって本当?


経験上関係が全く無いとは言えませんが、羊刃だけで決まるものでもありません。



羊刃=犯罪者なら、今ごろ僕も山田涼介くんも石原さとみさんもムショの中です。
僕たちの命式に現れるのは「決まりきった運命」ではなく、「この人生での設定や自分に切れるカード」です。



ホロスコープも一緒ですね。
羊刃というのはあくまで要素のひとつなので、他のカードとの兼ね合いや周囲の人、環境も関係してきます。



以前、子どもが羊刃持ちで犯罪者にならないか心配、という旨のご相談を頂いたのですが、親がそんな風に思ってたらそれこそ犯罪者に育っちゃうよ!と思いました。



羊刃持ちの子に限らず、親にできるのは子が「自分のカードを制御できる大人」になれるよう、子の努力と学習をサポートすることだけです。



自分に自信が無い人が多い日本では、子を信じるという愛し方を怖がる人が多い気がしています。
「羊刃には偏官」という定説について


劫財帝旺羊刃×2を持つ祖父は『偏官』を持っていましたが、むしろ偏官という行動力を与えられてしまったがために、好き放題したあげく病気でこの世から退場したように思います。



祖父は残念ながら犯罪と結びついてしまった羊刃持ちでした。
僕自身も羊刃×1と正官×2を持ちますが、我をうまいこと抑えているのは官星よりも『印綬』のような気がしているんですよね。



祖父自身も、本来なら祖父のブレーキ役になるはずの祖母も『印綬』は持っていません。



祖母は『囚獄』持ちで、むしろ祖父が良くない道に進む後押しをした可能性すらあります。
別の例でも、羊刃+官星+印綬なしの人が、エビデンスのない自己中な意見を「これが常識!自分が正しい!」と周囲に押し付けていました。
官星というのは単に武器の扱いに長けた星で、羊刃は強力な妖刀、それらを使いこなすには印綬という教養が必要なのではないかと予想しています。



本人が持たなくても、パートナーや相棒に印綬持ちを置きたいところですね。
本人の納得を無視して、常識や正しさで無理やり抑え込んだ自我はいつか必ず負の爆発をします。
周囲の人は、食傷という捌け口を作ってあげられるといいのかもしれません。



夏油傑がなんで教祖様になっちゃったかって話なんですよね。
あとがき、羊刃と幸せ


僕が年柱という「他人から見える場所」に羊刃を持つせいか、人生で劫財帝旺や羊刃持ちと関わることが多く、平和に生きるためには自分自身がある程度強い必要があり大変でした。
自分がどんなに「善意の羊刃」として生きていても、「悪意の羊刃」に絡まれたら戦って勝たなきゃいけないんですよね。目と目が合ったらポケモンバトルです。



勝つためには印綬も必要じゃん、というのは戦いの中で思ったことです。



そもそも戦いを避けたり、戦いを優位に進めるためには、食神や偏財といった陽気で口の上手い星が役立ちます。



自官印→戦場で使える星
食財印→場外で使える星
ってイメージです。
印星はどちらでも使えますね。
あと、羊刃を持って人生しくじってる人、戦う相手を間違えてることが多いです。
せっかく強大なパワーを持って生まれたなら、強くなって自分を虐げてくるアイツをボコボコにして、自分の物語から退場させてやりましょう。
性格が良いとか悪いとか、そんな話はとりあえず自分の人生を平和にした後にいくらでもすればいいじゃないですか。
平和を勝ち取る、平和を守る、それが羊刃持ちが幸せに生きる道ですから。
バトル漫画の主人公みたいですね。