みなさんこんにちは、占星術家のMeiです😊
こちらの記事では、四柱推命の「通根」についての解説と、具体的なやり方をお伝えします。
通根とは?
通根とは、命式内の「あるひとつの天干」と「同じ五行を持つ地支(根)」が結びつくことです。
天干が地支から上手にエネルギーを受け取れている状態を「通根している」と言います。
「根がある」というのはみなさん自身を示す『日干』が地支からエネルギーを受け取れている状態、「根がない」というのは『日干』がエネルギーを受け取れていない状態のことを言います。
図では日干の『壬』が時支の『子』と通根していますので、「根がある」命式となります。
通根の調べ方
まずはリアル四柱推命さんなど「命式を作成できるサイトやアプリ」でみなさんの命式を用意して下さい。
用意できたら、命式内の天干地支をすべて紙などにメモします。
以下の表を見ながら「それぞれの地支に対応する十干」を書き出しましょう。
次は「天干と地支が同じ五行」を線で繋いで下さい。
地支に『複数属性の十干』がある場合は一旦すべて繋ぎ、以降の解説を読みながら今の自分に沿っている方を検討しましょう。
以上でみなさんの命式が持つエネルギーの流れを見られるようになりました。
柱ごとのエネルギーの強弱
月支は命式に対する影響力が大きいため、「月支のエネルギーを受け取る天干の五行」が一番強く命式に影響します。
月支以外については「隣り合った柱」からエネルギーを強く受け取ることが出来ます。
例えば日干の強さを調べたい場合、月支>日支>時支>年支という順番で、通根していても受け取れるエネルギーが少なくなって行きます。
以下の命式でも、一番左の「時柱の庚」は遠く離れた「年柱の丑」からのエネルギーを少ししか受け取れていません。
四柱推命は「五行が平均的であること」を良しとするので、ひとつの五行のエネルギーが強すぎたり、逆に少なすぎたりして「人生によくない影響を及ぼしている」と感じる場合には、自分自身で五行を調節して開運していくことになります。
たまにひとつの五行が突き抜けすぎて調整できない『特殊な命式』を持つ方もいます。
その場合は反対に突き抜けている五行を特化させていきます💡
四正支・四猛支・四墓支とは
四正支
春夏秋冬の「いちばん盛りの時期」を表す干支のグループです。
特定の五行専用の干支ですが、『午』のみ天干に『戊と己』が出ているときだけ「地の根」の役割(火土同根)を果たすことがあります。
この説は『流派』や『先生個人の考え方』によって採用したりしなかったりしているようです。
四猛支
春夏秋冬の「始まりの時期」を表す干支のグループです。
複数属性の天干を持っていても基本的には特定の五行専用の干支ですが、三合会局が成立するときのみ「その干支の五行が生じる(支える)関係」にある天干も根の役割を果たします。
四墓支
命式に多い五行や後天運(大運・流年運)に合わせて支える天干が変わる干支です。
たとえば以下の命式では、「丑の蔵干」が天干に2つある(命式内に多い)金の属性を支えています。
命式に四墓支の多いみなさんは『大運』や『年運』などの運気に左右されるので、一年ごとの浮き沈みを感じやすいかもしれません😳
命式の十干十二支を書いたメモの横に『大運』と『年運』の十干十二支を書き、同じやり方で命式の十干に『大運』と『年運』の蔵干から線を繋げば「今年の自分のエネルギー状態」を調べられます。
開運に生かす方法
多すぎる五行を抑えたい場合、『多すぎる五行が支える五行』や『相剋関係にある五行』を取り入れることで、エネルギーを外に流したり抑えるましょう。
少なすぎる五行を増やしたい場合、『少なすぎる五行を支えてくれる五行』や、『少なすぎる五行そのもの』を取り入れてエネルギーを増やしましょう。
五行 | 色 | 指 | 物 | 食べ物 |
---|---|---|---|---|
木 | 青 | 薬指 | 植物、木製の小物、自然のもの | ほうれん草、ブロッコリー、梅干し、セロリ、レモン、緑色のもの、酸っぱいもの |
火 | 赤 | 中指 | 太陽光、温かいもの、華やかなもの | トマト、にんじん、きゅうり、ナス、スイカ、パセリ、赤いもの、苦味のあるもの |
土 | 黃 | 人差し指 | 陶器、セラミック | 玉ねぎ、キャベツ、大根、とうもろこし、かぼちゃ、菜の花、黄色いもの、甘みのあるもの |
金 | 白 | 親指 | 金属、宝石、真珠 | ネギ、れんこん、きのこ、里芋、生姜、玄米、白いもの、辛味のあるもの |
水 | 黒 | 小指 | ガラス、水晶、水槽 | 豆、そば、黒ごま、漬物、エビ、海藻、貝、黒いもの、しょっぱいもの |
まとめ
- 通根は天干と地支とのつながり
- 通根の具体的な調べ方
- 五行を開運に生かす方法
以上をお伝えしました。
四柱推命自体がそもそも少し敷居の高い占術ですが、その中でも通根は「理屈もやり方も何もかもわからない」と初心者当時感じていたため記事にしてみました。
こちらの記事(リライト前)を書いた当初は、インターネットに四柱推命の「本当の初心者」に向けた記事は全くと言っていいほどありませんでしたが、最近は良質な記事が増えて習得しやすい環境になりましたね。
『五行』のパワーでハッピーな日々を過ごして下さいね✨